エアコン27℃で快適|吹き抜けの家で8年暮らしてわかったこと
そう思われる方も多いかもしれません。
埼玉の夏は外に出るだけでムッとする暑さ。
吹き抜けのある家ならなおさら冷房が効きにくいイメージがありますよね。
今回は吹き抜けのある30坪の家に住んで8年目の我が家が、夏をどう過ごしているのかを実体験でお話しします。
川越・東松山・所沢を中心とした埼玉県西部エリアで自然素材の家づくりをしている信濃住宅の森です☀️
家づくりのご相談でも夏になるとよく聞かれることがあります。
「吹き抜けってエアコン代が高くなりませんか?」「2階が暑くなりそう」
たしかに、そう思われるのは当然。
私も住む前は同じように心配していました。
◆ 我が家の冷房は2階のエアコン1台です
我が家は30坪ほどの吹き抜けのある家です。
住み始めて今年で8年目になります。
夏の冷房は基本的に2階にあるエアコン1台だけ。
設定温度は27℃。
風量は2。
長期不在の時以外は基本的に一日中つけたままにしています。
夏は2階の寝室と洗面所の建具を開け、吹き抜けについているシーリングファンで空気をゆっくり動かしています。
1階では扇風機を使う程度です。
それでも家全体が程よく涼しく感じられます。
キンキンに冷えるのではなく、家のどこにいても同じような涼しさを感じられる。 そんな心地よさがあります。
◆ 冷えすぎないのが心地いい
2階のエアコンで家全体を涼しくしているので、エアコンの風が体に直接当たりにくいところが気に入っています。
リビングで過ごしていても、寝室で横になっていても、冷たい風が直に来る感じではありません。
でも暑くない。
この冷えすぎない涼しさが、 毎日の暮らしではとても心地いいんです。
エアコンの風が苦手な特に女性の方や小さなお子さんがいるご家庭では、冷えすぎが気になることもありますよね。
我が家では家全体をじんわり冷やしているような感覚なので、体への負担も少ないように感じています。
快適さは、ただ温度を下げることだけでは決まりません。
風の当たり方や、空気の動き方もとても大切なんだと住んでから実感しました。
◆ 27℃でも快適に感じる理由
「27℃だと暑くないですか?」と聞かれることがあります。
でも我が家では十分快適に感じています。
その理由のひとつが、湿度の低さです。
夏の不快感は気温だけではありません。
同じ27℃でも湿気が多いと体にまとわりつくように暑く感じます。
反対に湿度がほどよく低いと、温度を下げすぎなくても過ごしやすいんです。
我が家では、木と珪藻土入り環境クロスを使っています。
木や珪藻土は湿気を吸ったり吐いたりする自然素材です。
そのおかげか夏でも空気がジメジメしにくく、からっとした涼しさを感じます。
無垢床も、素足で歩くとサラサラ。
足の裏がペタッとしない、空気がカラっとしている、それだけで夏の心地よさはずいぶん変わります。
◆ 8年住んで今でも驚くこと
我が家で特に驚いているのが、寝室の快適さです。
我が家の寝室は斜めの勾配天井になっています。
ベッドの上から2mくらいのところが、もう屋根のすぐ裏です。
普通に考えると夏は熱気がこもりそうですよね。
外が40℃近くなるような日なら屋根のすぐ下はムッと暑くなりそうなものです。
でも実際にはほとんど熱気を感じません。
屋根のすぐ近くで寝ているのに暑くて眠れないということがないんです。
これは8年住んだ今でも
「やっぱりすごいな」
と感じるところです。
家の中のどこか一部だけが暑いのではなく、温度差が少ない。
そのおかげで、寝室でもリビングでも、同じような感覚で過ごせています。
◆ 屋根のすぐ下でも暑くない理由
この快適さを支えているもののひとつが、前回お話しした遮熱の考え方です。
信濃住宅では、アルミ入りの透湿防水遮熱シートを採用しています。
簡単にいうと、外からの熱を入りにくくしながら、壁の中の湿気は逃がすための工夫です。
もちろん、遮熱シートだけで家が快適になるわけではありません。
断熱、空気の流れ、窓の配置、自然素材。
いろいろな要素が組み合わさって、暮らしやすさにつながっています。
ただ、夏の暑さで熱せられた屋根のすぐ下で寝ていても暑さを感じにくいという体験は私にとってとても分かりやすい実感です。
見えなくなる部分の工夫ほど、住んでからの快適さに表れます。
◆ 来客に驚かれること
我が家に来た方から、よく言われることがあります。
「えっ、エアコン1台しかつけてないの?」
これは本当によく驚かれます。
吹き抜けがあって30坪の家で夏なのに2階のエアコン1台。
そう聞くとたしかに不思議に感じますよね。
でも、実際に家の中に入ると1階も2階も極端な暑さを感じにくい。 だからこそ余計に驚かれるのだと思います。
家づくりは図面や数字だけでは分からないことがたくさんあります。
実際に入ったときの空気感。
足元のサラサラ感。
冷えすぎない心地よい涼しさ。
こういう体感こそ、住み心地を大きく左右するのだと思います。
◆ 電気代はどうだったのか
エアコンを一日中つけたままと聞くと、電気代が心配になりますよね。
参考までに、我が家の夏の電気使用量をご紹介します。
我が家はオール電化ではなくガスと電気のハイブリッドです。
キッチンのコンロは一部ガスで炊飯もガスを使っています。
そのため電気代だけで暮らし全体を比べることはできません。
それでも吹き抜けのある30坪の家で2階のエアコン1台を常時運転していることを考えると個人的には納得できる数字だと感じています。
我が家では、エアコンをこまめにオン・オフするよりも、一定の温度で運転し続けた方が電気代も抑えられて、快適性も上がるように感じています。
これは家によって違ってくると思うので一概にはどっちとはいえません。
◆ 注意点も正直にお伝えします
もちろんエアコン1台ならどんな家でも快適、というわけではありません。
我が家もシーリングファンで空気を動かしています。
1階では扇風機も使います。
夏は建具を開けて空気が流れやすいようにもしています。
間取りや日差しの入り方、窓の位置、断熱や遮熱の仕様によって、体感は変わります。
だからこそ、家づくりでは「エアコンを何台つけるか」だけでなく、家全体でどう涼しさをつくるかを考えることが大切です。
設備に頼りきるのではなく家の性能そのものが暑さから守ってくれる。
そんな考え方が、埼玉の夏には合っていると感じています。◆ 夏の快適さは家全体でつくるもの
住んで8年経って感じるのは
夏の快適さはエアコンの性能だけでは決まらない
ということです。
熱を入れにくくする工夫。
冷えた空気をゆっくり巡らせる工夫。
湿気をためにくい自然素材。
風が直接当たりすぎない空気の流れ。
こうしたものが重なって、毎日の心地よさにつながっています。
埼玉の夏は、たしかに厳しいです。
でも、家のつくりをきちんと考えることで、我慢ばかりの夏ではなくなります。
外から帰ってきて、家の中の空気にほっとする。
夜、屋根のすぐ下の寝室でも快適に眠れる。
そんな小さな安心が、暮らしの中ではとても大きいんですよね。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました😊
次回は、無垢床や珪藻土入り環境クロスがつくる「からっとした涼しさ」についてお話しします
◆ モデルハウスのご案内
エアコンの風が直接当たりにくい涼しさや、無垢床のサラサラ感は、写真だけでは伝わりにくいものです。
気になった方は、モデルハウスで実際の空気感をのぞいてみてください。

