住宅ローンだけで決めない家づくり|光熱費を含めた総コスト
住宅ローンの相談をしていると、「このくらいの支払いなら無理はなさそうですね」と言われることがよくあります。
たしかに大事な視点ですが、それだけで本当に安心していいのでしょうか。
実は、住んでから家計に効いてくるのは光熱費や将来のメンテナンス費だったりします。
今回は「月々の支払い」だけで決めない、家づくりの考え方についてお話しします。

こんにちは。
川越・東松山・所沢を中心とした埼玉県西部エリアで自然素材の家づくりをしている、株式会社信濃住宅の森です。
家づくりのご相談をしていると、
「家は一生ものだから」
という言葉をよく耳にします。
たしかに、多くの方が
「一度建てたら、ずっと住み続ける家」
という前提で考えていますよね。
だからこそ、
建てるときの金額だけでなく、住み続けるあいだにかかるお金も
一緒に考えておきたいな、と感じています。
◆ 月々の支払いだけでは見えないお金
家計にかかるお金は、住宅ローンだけではありません。
・夏も冬もエアコンを使う光熱費
・数年後に必要になる修繕や交換費用
・シロアリ対策などの定期メンテナンス
これらは、建てる前には見えにくく、
住んでから「こんなにかかるとは思わなかった」
と感じる方が多い部分です。
だから信濃住宅では「トータルコスト」で考えることを大切にしています。
◆ 床材ひとつで将来の出費は変わる
床は毎日必ず触れる場所で、実は将来のメンテナンス費に差が出やすい部分です。
◆ 複合フローリングの場合
複合フローリングは、表面に薄い木を貼ったものが多く、
年数が経つと表面が剥がれてくることがあります。
そうなると、基本的には張り替え。
意外と大きな出費になります。
◆ 無垢の床という考え方
信濃住宅では無垢の床を使っています。
無垢材は、傷がついても削って直すことができます。
さらに、床板は特許を取った乾燥窯で、
含水率を約5%まで下げた状態で使っています。
一般的な木材は15%前後。
水分が多いと、建てたあとに縮んで隙間や反りが出やすくなります。
最初にしっかり乾かしておくことで、
後から起きるトラブルや補修を減らすことにつながります。
◆ 壁の中は簡単にやり直せない
断熱材も、住んでから効いてくる重要なポイントです。
日本は湿気が多く、
グラスウールは湿気を含むと下がってしまうことがあります。
そうすると壁の中に隙間ができ、
結露や断熱性能の低下につながることも。
壁の中は、あとから簡単に直せません。
だから信濃住宅では、吹付断熱やダルトフォームを使い、
湿気に強い断熱を選んでいます。
◆ 防蟻処理は「何度も」か「一生もの」か
よくある薬剤注入系の防蟻処理は、
5年ごとに再施工が必要なケースが多いです。
信濃住宅では、ホウ酸を使ったエコボロン処理を採用しています。
揮発しない鉱物系なので、効果が長く続き、
基本的に一生ものと考えています。
◆ 家の骨組みこそ、長い目で
構造材にも無垢材を使っています。
日本最古の木造建築である法隆寺。
今も残っているのは、無垢材が使われているからです。
構造材も含水率を約10%まで下げているので、
建てたあとに縮んで隙間ができにくく、
壁体内結露のリスクを減らすことにつながります。
◆ 埼玉の暑さには「遮熱」も大切
最近の埼玉の夏は本当に暑いですね。
信濃住宅では、遮熱透湿防水シート
「ラミテクト プレミアムサーモ」を採用しています。
断熱は熱を伝えにくくするもの。
遮熱は、そもそも熱を家に入れにくくするもの。
夏のエアコン代に、じわじわ効いてくる部分です。
◆ まとめ|本当に安心できる支払いとは
家づくりで考えたいのは、
・住宅ローン
・光熱費
・将来のメンテナンス費
この合計で、無理がないかどうか。
月々の支払いだけで決める前に、
「トータルコスト」という視点も、
少しだけ持ってみてください。
◆ 気になった方へ
数字だけでは分かりにくい部分もあります。
光熱費の違いや空気感は、実際に体感するのが一番です。
モデルハウスや施工事例で、
「これなら、この先も安心して暮らせそう」と感じてもらえたら嬉しいです。

