コラム 2025/11/26

冬の朝でも“ひやっ”としない家。無垢材の床がつくる足元から暖かい暮らし

冬の日差しが入る無垢材リビング
冬の朝でもやさしい光に包まれる無垢材のリビング

冬の朝、「足元だけ冷たい…」と感じたこと、ありませんか?

冬になると多くのご家庭でこんなお悩みを耳にします。
  • 室温は20℃あるのに、なんだか寒い
  • 足元だけ冷えてつらい(スリッパ・もこもこ靴下が必須)
  • 朝の裸足が地獄…つま先歩きになる
  • キッチンに立つのがとにかく憂うつ
特に小さなお子さんがいるご家庭では 「床はホットカーペットが無いと無理!」 という声もよくあります。 でも本来、冬でも“床が冷たくならない家”はつくることができます。 そのカギとなるのが「体感温度」です。

体感温度は「室温+床の温度」で決まります

体が感じる“暖かさ”は、室温だけでなく表面温度に影響されます。

体感温度 ≒(室温 + 表面温度)÷ 2

ここでの表面温度とは、
など、身体が触れたり近づいたりする場所の温度です。 たとえば… 室温20℃でも床が10℃なら、体感温度は15℃。 ほとんどの人が「寒い」と感じる温度です。 逆に床が18℃なら体感温度は19℃。 「なんだか暖かい」と感じる温度になります。 つまり冬の快適さは、 床の表面温度が下がらないことが非常に重要です。
床の表面温度 無垢材とフローリングの違い
床の表面温度 無垢材とフローリングの違い

無垢材の床は、冬でも“触れた瞬間に冷たくない”

信濃住宅の床は、厚さ3cmの赤松や桐の無垢材を採用しています。 無垢材は木の中に“空気の層”が残っており、この空気がとても優秀な断熱層となります。 難しい構造は第2回で詳しく紹介しますが、まずはシンプルに…

無垢材の床は「熱が逃げにくい=冷たく感じにくい」素材

これだけ覚えておいていただければ大丈夫です。
赤松の無垢材。足触りの良さと温かさが魅力
赤松の無垢材。足触りの良さと温かさが魅力

実験でわかった「約5〜6℃の差」

当社の実験で、冷やした無垢材と複合フローリングの表面温度には6℃ほどの差があることがわかりました。 たった6℃…と思うかもしれませんが、 実際に触ると「全然ちがう!」と驚くほどです。 この温度差が、冬の朝の「ひやっ」を生むかどうかの分かれ目です。 実験と木の構造については第2回で詳しく紹介します。

無垢材は“冬でもサラサラ”。素足が気持ちいい理由

無垢材の床は、
  • 足裏の温度を奪いにくい
  • 結露しにくくサラッとしている
  • 静電気が起きにくい
  • ホコリが舞いにくい
そのため冬でも「素足が気持ちいい」床となります。 お客様からはこんな声も…
「朝、裸足のままキッチンに立てるのが嬉しいです」 「ソファがあるのになぜか床に座ってしまうんです。。。」
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無垢材の床は赤ちゃんにも優しい
無垢材の床は赤ちゃんにも優しい
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薪ストーブ+無垢材で、床温度22.2℃を記録

ある冬の日、モデルハウスで薪ストーブを焚いたところ…

一番離れたキッチンの床温度:22.2℃

床暖房を使わずこの温度。 無垢材×断熱性能の相性の良さが活きています。 吹き抜けのある空間でも空気が効率よく巡り、 家全体に「やわらかい暖かさ」が広がります。

足元の冷えがなくなると、暮らしはこう変わります

  • 朝の家事がラクになる
  • スリッパ・ホットカーペット・こたつが不要に
  • 子どもが床でのびのび遊べる
  • 暖房の設定温度を上げなくて済む
  • 自然と家族がリビングに集まる
“冬がつらい季節”から “冬こそ家が好きになる季節”へ。 そんな変化が生まれます。 ——————————————–
珪藻土クロスと無垢材の床の子供部屋
珪藻土クロスと無垢材の床の子供部屋
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自然素材の家は“空気までやわらかい”

信濃住宅の家では、無垢材に加えて
  • 珪藻土入り環境クロス
  • ハイクリーンボード
などの自然素材を採用しています。 そのため、
  • カビやダニが発生しにくい
  • 静電気が起きにくい
  • ホコリが舞いにくい
という、“身体にやさしい空気”がつくれる住まいです。

まとめ:冬の「ひやっ」をなくす家づくりを

無垢材の床が冬でも暖かい理由は、
  • 表面温度が下がりにくい
  • 体温を奪われにくい
  • 体感温度を底上げしてくれる
という自然素材ならではの性質にあります。 次回(第2回)は、赤松3cmの“空気の層”の秘密を徹底解説。 写真や図で、もっとわかりやすくお伝えします。 冬がつらい季節ではなく、 “冬こそ心地よく過ごせる家”づくりのヒントになれば嬉しいです。
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