土地選びで水害リスクを確認|購入前に知りたい3つの注意点
最近大雨のニュースを見るたびに
「せっかく新築した家が水害にあったら・・・」と不安になることはありませんか?
間取りやデザインを考える時間は楽しいもの。
でも安心して暮らせる家づくりは土地の選び方から始まります。
今回は、東松山市の台風19号や鳩山町の豪雨で感じたことをもとに、土地購入前に確認したいポイントをお話しします。
こんにちは!
川越・東松山・所沢を中心とした埼玉県西部エリアで自然素材の家づくりをしている信濃住宅の森です😊
実は信濃住宅では、家づくりだけでなく
「不動産の売買」も行っています。
土地の購入を検討されているお客様からよく聞かれるのが
「この土地、過去に水害がありましたか?」
という質問です。
その気持ち、よく分かります。
家族が何十年も暮らす場所ですから、見た目や価格だけで決めるのは心配ですよね。
📖 目次
◆ 2019年の台風19号。モデルハウスの近くでも水害が
2019年10月の台風19号。
東松山市周辺では、都幾川などの河川が氾濫し、大きな浸水被害が起こりました。
商業施設のピオニウォーク東松山も浸水し、長期間の休業を余儀なくされました。
普段の買い物で訪れるような身近な場所が水につかるなんて、本当に驚きますよね。
実は、信濃住宅のモデルハウスの近くを流れる都幾川周辺でも浸水が発生していました。
ところが、モデルハウスの敷地は橋に向かって少し上がっている土地だったため、幸いにも冠水の被害を免れたのです。
同じ地域でも土地の高さは少しずつ違う
この出来事から改めて感じたのが
「土地のわずかな高低差も見逃せない」
ということ。
ぱっと見ただけでは平らに見える道路も、少しずつ上り坂になっていたり、周りより低い場所があったりします。
もちろん、2019年に浸水しなかったからといって、今後も浸水しないとは言えません。
地面の高さだけで水害リスクが決まるわけでもありません。
それでも「この土地に雨水が集まりやすいのか」「近くの川と比べてどれくらいの高さなのか」を知ることはとても大切だと感じました。
◆ 2022年7月 鳩山町を襲った豪雨
もう一つ忘れられないのが、2022年7月12日の鳩山町周辺の豪雨です。
気象庁の観測によると、鳩山では最大1時間雨量111.0ミリ、日降水量374.5ミリを記録しました。
いつもの雨とは比べものにならない数字です。
私の実家は千葉県なのですが、今年の千葉の豪雨や印旛沼周辺の水害に関する話題を耳にしたときにも驚きました。
知っているつもりの場所にも自分が知らなかった災害のリスクがあるんですよね。
「昔から水害がなかったから安心」
「この地域なら絶対に大丈夫」
そう簡単には言い切れない時代なのかもしれません。
だからといって家づくりを諦める必要はありません。
大切なのは分かっているリスクを調べて、できるだけ条件の合う土地を選ぶこと。
私はそう思っています。
◆ 土地を買う前にまず確認してほしい3つのこと
① ハザードマップは基本中の基本
土地探しを始めたらまず確認したいのがハザードマップです。
川があふれる「洪水」だけでなく、短時間に大量の雨が降り排水が追いつかず水がたまる「内水氾濫」、崖や斜面の「土砂災害」なども確認しておきたいですね。
国土交通省の
ハザードマップポータルサイト
では、住所を調べてさまざまな災害リスクを確認できます。
ただし、地図に色がついていないからといって、絶対安全というわけではありません。
情報が未整備の場所や、想定を超える雨の可能性もあります。
自治体の最新の地図も見ながら、家の敷地だけでなく、前面道路や避難経路にも目を向けてみてください。
② 晴れの日だけでなく雨の日にも見てみる
私が土地選びでおすすめしたいのは雨の日の現地確認です。
晴れた日は青空の下で土地がきれいに見えて、つい「ここ、いいなあ」と思ってしまいますよね😊
ところが雨の日は土地の違う表情が見えてきます。
・道路の水はどちらへ流れる?
・敷地に水たまりはできてない?
・隣の土地から雨水が入ってきていないか?
このあたりを注視するだけでも、土地を見る目が少し変わります。
もちろん豪雨や増水のときに現地へ行くのは危険です。
安全に見られる程度の雨の日に無理のない範囲で確認してくださいね。
③ 古い擁壁と基礎の高さに注意
もう一つ、見落としたくないのが
「擁壁(ようへき)」です。
擁壁とは、「高低差のある土地で土が崩れないように支える壁」のこと。
昔からある擁壁には、構造計算書や当時の施工資料が残っていないものもあります。
見た目に問題がなさそうでも、安全かどうかはそれだけでは分かりません。
擁壁のある土地を気に入ったら、資料の有無や現在の状態を調べ、必要に応じて専門家に確認したいところです。
さらに大切なのが建物の「基礎の高さ」。
基礎を高くすればすべて解決、という話ではありません。
道路との段差や隣地の高さ、敷地からの排水、上げすぎても玄関まで何段もあるようでは年を取ってから苦労しそう等、暮らしやすさにも関係してきます。
土地と建物をセットで考えたい理由はこんなところにもあるんです。
◆ 「買える土地」と「建てたい家に合う土地」は違います
ここはぜひ知っておいてほしいことです。
不動産会社で気に入った土地を見つけて先に購入。
それから工務店やハウスメーカーを探す。
そんな順番で考える方もいらっしゃいます。
でも、
不動産として売買できることと、希望する家を無理のない予算で建てられることは別なんです。
購入してから、こんなことが分かったらどうでしょう。
「擁壁の補修が必要かもしれない」
「雨水の排水計画に費用がかかりそう」
「建物の配置に制約がある」
せっかく家の間取りや素材を楽しみにしていたのに、想定外の費用で計画を見直すことになるかもしれません。
不動産会社が悪い、ということではありません。
「土地を売買するため」と
「そこに家を建てるため」では、注意すべきポイントが違うということです。
信濃住宅は、不動産売買と家づくりの両方に関わっています。
だからこそ土地の価格や広さだけで決めず
「ここにどんな家を建てるのか」
まで一緒に考えていただきたいのです。
◆ 工務店への相談は土地を決める前でも大丈夫!
「まだ土地を買っていないのに相談しても大丈夫?」
もちろんです!
むしろその段階で相談していただけたら嬉しいです😊
気になる土地があったら、まずはそこに希望の家を建てられそうか?何を確認すべきか?一緒に整理してみませんか?
信濃住宅が大切にしているのは、「家を売る」ことではなく、お客様が納得して家づくりを進められること。家はお客様と一緒に「つくりあげる」ものです。
調べてみて気になる点が見つかったら、立ち止まって考えることも大切です。
玄関を開けると、ふわっと木の香り。
リビングでは子どもが無垢床にゴロンと寝転がっている。
そんな何気ない毎日を長く楽しむためにも、家を支える土地から丁寧に選びたいですね。
実際の家づくりが気になる方は、施工事例も参考にしてみてください
◆ まとめ|「絶対安全」より「リスクを知って納得できる土地」を
自然災害に対して「絶対安全」と言い切ることはできません。
でも、過去の浸水状況を調べ、現地の高さや水の流れを確認することで、土地の選び方は変わります。
2019年の東松山市の水害も、2022年の鳩山町の豪雨も、私たちにとって身近な出来事でした。
土地の条件や建築費用までじっくり検討したい方には、購入前から工務店と相談する進め方がいいと思います。
逆に、晴れた日に一度見ただけで「多分大丈夫。」と安全性を判断してしまうのはおすすめできません。
家づくりの希望や優先順位は、ご家族によってそれぞれ違います。
大切なのは、不安を抱えたまま急いで決めないこと。
そして、土地を買う前に、家を建てる立場・工務店やハウスメーカーの意見も聞いてみることです。
土地と建物を一緒に考えることが、納得できる家づくりへの第一歩です。
「この土地、ちょっと気になるけれど家建てても大丈夫かな?」
そんな小さな疑問からでも、ぜひ信濃住宅にご相談ください。
土地と建物を一緒に考え、納得できる家づくりのお手伝いができたら嬉しいです。
自然素材の家の雰囲気が気になる方は、モデルハウスや施工事例も参考にしてみてくださいね😊
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

