自然素材・無垢材の家づくり 2026/07/12

自然素材リフォームで暮らしを整える|これからの家の考え方

子どもの独立や親から受け継いだ家、水まわり設備の交換は、暮らしを見直す機会です。自然素材の温かみを取り入れ、リビングや寝室を安らげる空間へ整える考え方をご紹介します。

「子どもが独立して夫婦二人で過ごす時間が増えた」
「親から受け継いだ家を自分たちの好みに変えたい」

そんな暮らしの変化は住まいを見直すきっかけになります。
今回は自然素材の温かみを取り入れながら、これからの生活に合う家へ整えるリフォームについて考えてみます。

川越・東松山・所沢を中心とした埼玉県西部エリアで自然素材の家づくりをしている信濃住宅の森です。

信濃住宅は新築の木の家を中心に手がけていますが、築年数を重ねた家についてご相談を受けることもあります。
お話を伺うと古くなった場所を直したいだけでなく、家族構成や年齢に合わせて暮らしそのものを変えたいという思いが見えてきます。

◆ 暮らしが変わると家が住みにくくなる

家を建てたときには使いやすかった間取りも、20年、30年と暮らすうちに、今の生活と少しずつ合わなくなることがあります。

子どもが独立すると家の中で過ごす人数も時間の使い方も変わります。
子どもの物を中心に考えていた収納や家具も、これからは夫婦二人が無理なく使える形へ見直せます。


「今の家に住めないわけではないけれど
もっと落ち着いて過ごせる家にしたい」

リフォームを考える背景には、そんな気持ちがあるのではないでしょうか。

古くなった部分を新しくするだけではなく、年齢を重ねた自分たちが、これからどう暮らしたいかを考える。
そこからリフォームの内容を決めていくことが大切です。

自然素材リフォームを考える夫婦のリビング
家族構成の変化は、住まいを見直すきっかけになります

◆ リビングを自分たちが安らげる場所へ

リフォームしたい場所としてまず思い浮かぶのはリビングではないでしょうか。

テレビを見る。お茶を飲む。夫婦で話をする。
リビングは家の中で長く時間を過ごす場所です。

床や壁が古くなったり収納が今の持ち物に合わなくなったりすると、少しずつ使いにくさを感じるようになります。

そこで、床や壁を整える際に自然素材を取り入れると、木の色合いや質感が加わり、部屋の印象がやわらかくなります。

自然素材の床は柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。
素足で歩いたときや、床に腰を下ろしたときに、木ならではの温かみを感じられます。


自然素材リフォームでもっと家を安らげる空間に。

毎日の中で自然と気持ちが落ち着く場所をつくること。
それがいつも過ごすリビングを整える大切な意味だと思います。

◆ 寝室は使いやすさと心地よさを一緒に考える

寝室も暮らしの変化に合わせて見直したい場所です。

年齢を重ねると、ベッドまわりの動線や収納の位置、照明の使いやすさが気になるようになります。

押し入れを立ったまま使いやすい収納へ変える。
足元に物を置かずに済むよう、持ち物が収まる場所をつくる。
ベッドの近くにコンセントや照明のスイッチを設ける。

こうした小さな変更でも、毎日の「眠る」「起きる」が楽になります。

さらに床や建具へ自然素材を取り入れると、朝にベッドから足を下ろしたとき、木の柔らかな感触を感じられます。

見た目を新しくするだけでなく、使いやすさと心地よさを一緒に整える。
寝室のリフォームでは、この両方を考えることが大切です。

自然素材を取り入れた寝室リフォーム
毎日の休息を支える木の温かみを感じる寝室

◆ 親から受け継いだ家を自分たち好みに

親から受け継いだ家は住める状態であっても、自分たちの暮らし方や好みに合わないことがあります。

濃い色の床や建具、今の家電に合わないコンセントの位置や数、使いにくい収納。
特に毎日過ごすリビングは、少しの
「使いにくい」でも積み重なると気になります。

床や壁を明るく整え、照明や収納を今の生活に合わせることで、親の家だった空間が自分たちの住まいへ変わっていきます。

すべてを新しくするのではなく、残したい柱や建具、家族の思い出がある場所を生かす方法もあります。


受け継いだ家の思い出を残しながら、これからの暮らしに合う住まいへ整えることも、リフォームの役割です。

◆ 設備交換は内装を見直すきっかけ

キッチンや浴室、洗面台、トイレなどの水まわり設備は、20年ほど使うと故障や使いにくさが気になり始めます。

設備を交換する際は周囲の床や壁に影響がある場合があります。
そのため、内装を一緒に見直すきっかけになります。

たとえばキッチンを交換するときに、リビングやダイニングの床も交換する。
洗面台を新しくするときに、壁紙や収納も使いやすく変える。

設備だけが新しくなるよりも、毎日立つ場所の使いやすさや見た目まで整えることで、リフォーム後の満足感も変わります。

ただし、自然素材は場所によって向き不向きがあります。
水がかかりやすい場所では、汚れや水分への対策も必要です。

素材の雰囲気だけで決めず、お手入れ方法や使う場所を確認して選ぶことが大切です。

◆ 自然素材の温かみを毎日の中へ

自然素材の魅力は完成したときの見た目だけではありません。

木の床を歩いたときの柔らかさ。
手を触れたときの肌触り。
照明の光を受けた木目のやさしい表情。

そうした感覚を毎日の中で何度も味わえることが魅力です。

一方で自然素材には傷や色の変化が生じることもあります。
均一な工業製品とは違い一枚ずつ木目や色合いも異なります。

その変化を欠点と感じる方には別の材料が合う場合もあります。

使いながら色が深まり小さな傷も家族の時間として残っていく。
そのような変化を楽しめる方に自然素材は向いています。

自然素材リフォームで取り入れる木の床の肌触り
毎日の中で感じる自然素材ならではの柔らかな肌触り

◆ 次回紹介する2つの費用例

自然素材のリフォームに興味があっても、どのくらいの費用が必要なのか分からないと、具体的には考えにくいですよね。

そこで次回から、2つのリフォーム案を費用の目安としてご紹介します。

第2回は、6畳の和室を赤松のフリースペースへ変える内容です。
床や壁、天井、建具など、どこまで工事を行う内容なのかを詳しくお伝えします。

第3回は、7.5畳の洋室を桐の寝室へ変える内容です。
収納や照明も含め、毎日休む場所をどのように整えるのかをご紹介します。

今回用意した2つのプランは、自然素材リフォームを考える際の費用の目安です。

実際の金額は、建物の状態、施工範囲、設備の有無、使用する材料によって変わります。
「このような内容まで工事すると、どのくらいになるのか」を考える参考としてご覧ください。

◆ まとめ|これからの暮らしに合わせて家を整える

自然素材リフォームは、古くなった床や壁をきれいにするだけの工事ではありません。

子どもが独立したあと、夫婦二人で落ち着いて過ごせるリビングにしたい。
年齢を重ねても使いやすい寝室や収納に変えたい。
親から受け継いだ家を、自分たち好みの住まいにしたい。

そのような方にとって、自然素材の温かみを取り入れるリフォームは、暮らしを見直す選択肢になります。

反対に、傷や色の変化を避けたい方や、お手入れのしやすさを最優先したい方には、自然素材以外の材料が合うこともあります。

家族構成も、今の家の状態も、これからの暮らし方も人それぞれです。


どの材料を使うかだけでなく、リフォーム後にどのような毎日を送りたいかを考えることが、住まいを整える第一歩です。

◆ 自然素材の家を見てみたい方へ

自然素材の色合いや肌触りは、写真だけでは分かりにくい部分もあります。

気になる方は、信濃住宅のモデルハウスや施工事例も参考にしてみてください。

アーカイブ