信濃住宅の家づくり 2026/01/17

埼玉で30坪の平屋は狭い?後悔しやすい人の共通点

家づくりを考え始めると、必ず一度は目にする
「30坪の平屋」という選択肢。

でも同時に、「本当に狭くない?」 「家族が増えたら足りなくならない?」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、30坪という数字にとらわれすぎず、
平屋を考えるときの視点について、最初に知っておいてほしいお話です。


こんにちは。
埼玉県入間郡毛呂山町で、自然素材を使った家づくりをしている株式会社信濃住宅の森です。

私自身、これまで多くのご家族と平屋のご相談を重ねてきましたが、特に30代のご夫婦からよく聞くのが、「30坪って、狭いですかね?」という声です。

結論から言うと、30坪=狭いではありません。
同じ面積でも、空間のつくり方で「広く感じる家」と「窮屈に感じる家」に分かれます。

リビング 平屋 真壁
平屋+小屋裏のリビング

◆ 埼玉で30坪の平屋を考えたとき、最初にぶつかる不安

平屋は、生活がすべてワンフロアで完結する暮らしやすさが魅力です。
子育て中も、将来年を重ねてからも、階段の上り下りを気にしなくていい。
その安心感に惹かれて、平屋を検討される方は年々増えています。

ただ、その一方で必ず出てくるのが「広さ」の問題。
特に埼玉では、思ったより土地の面積を確保できないケースも多く、「建物は30坪前後が限界」という現実に直面する方も少なくありません。

頭では分かっていても、
「30坪で家族4人って狭くない?」
「リビングはちゃんと広く取れる?」
不安だけが先に立ってしまい、なかなか次の一歩を踏み出せなくなることも少なくありません。

◆ 30坪=狭い、は本当?

30坪と聞くと、どうしても数字だけが先に浮かびます。
数字は分かりやすい反面、ついそれだけで判断してしまいがちなんですよね。

でも実は、同じ30坪でも
「思った以上に広い」と感じる家と
「なんだか窮屈」と感じる家がはっきり分かれます。

この差を生むのは、部屋数の多さでも、空間の仕切り方でもありません。
もっと根本的な、「空間のつくり方」に理由があります。

◆ 間取りを詰め込むほど、狭く感じやすくなる理由

30坪という限られた面積の中で、要望をすべて詰め込もうとすると、どうしても空間は細かく区切られていきます。

・子ども部屋は将来2部屋
・収納もたっぷり
・リビングも広く

壁が増え、天井が区切られ、視線がストップする。
結果として、「広さ」は確保しているはずなのに、体感としては狭く感じてしまうのです。

◆ 平屋が狭く感じやすい、意外な落とし穴

実は平屋には、構造上よくある“落とし穴”があります。
それが、天井のつくり方です。

一般的な平屋では、屋根の構造材の下で天井を張り、空間をフラットに仕上げることが多くあります。
このつくりは施工しやすく、見た目もスッキリしますが、高さが出にくく、空間が横に広がるだけで、高さ方向の広がりを感じにくくなります。

するとどうなるか。
同じ床面積でも、視線が上に伸びず、どこか圧迫感を感じやすくなります。

「平屋って、思っていたより天井が近く感じますね」
そんな言葉が出てくるのは、このためです。

実は、この“感じ方”を左右しているのが、天井のつくり方なんです。

薪ストーブ 吹き抜け 斜天井 リビング 
薪ストーブのあるリビング

◆ 広さを決めているのは、床の面積だけじゃない

ここで一度、視点を変えてみてください。
私たちが「広い」と感じる要素は、必ずしも床面積だけではありません。

視線が上に抜ける
空気がのびやかに動く
天井に余白を感じる

こうした要素が重なると、同じ面積でも驚くほど印象は変わります。

つまり、30坪という数字そのものよりも、
「その30坪を、どう立体的に使っているか」
これが、住んでからの満足度を大きく左右します。

◆ まず知っておいてほしい、30坪平屋の現実的なデメリット

もちろん、30坪の平屋は万能ではありません。
正直に言えば、デメリットもあります。

・収納計画を甘くすると、すぐに物があふれる
・将来の家族構成を考えないと、部屋数が足りなくなる
・計画の段階で意識しないと、天井に窮屈さを感じやすい

これらは、実際によくある後悔ポイントです。
「平屋にしたかったから」という理由だけで進めてしまうと、住んでから気づくことも少なくありません。

◆ それでも平屋を選ぶ人が多い理由

それでも平屋を選ぶ方が多いのは、やはり理由があります。

・家事動線が短く、暮らしがシンプルになる
・家族の気配を感じやすい
・子どもが小さいうちも、将来も安心

こうしたメリットは、数字では測れません。
だからこそ、30坪という制限の中で、どう活かすかが大切になってきます。

小屋裏 フリーススペース 子供部屋
小屋裏のフリーススペース兼子供部屋

◆ 次回予告|空間を広く見せるカギは「天井の考え方」

次回は、
「同じ30坪なのに、なぜこんなに広く感じるのか?」
その答えを、天井と空間のつくり方から、もう少し具体的にお話しします。

平屋を検討している方ほど、知っておいてほしい内容です。
ぜひ続けて読んでみてくださいね。

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