家づくりのお金の話 2025/12/23

自然素材の家は高い?2,800万円台で建てる現実的な考え方

埼玉県毛呂山町で自然素材の家づくりを行っている、信濃住宅の森です😊
「自然素材の家って高そう」「無垢材は無理かも」そんな印象、すごく分かります。
ですが考え方と選び方を整理すれば、2,800〜3,000万円台でも現実的に建てられます。
なぜ高く見えるのか、どうやって無理なく整えるのか。その答えを正直にまとめます。

冬の日差しが入る無垢材リビング
冬の朝でもやさしい光に包まれる無垢材のリビング

自然素材の家は、なぜ「高い」と思われるのか

家づくりのご相談で、最初によく出てくる言葉があります。

「無垢材って、高いですよね?」

構造材も無垢、床も無垢。そう聞くと、「それは高くなるに決まっている」と感じる方がほとんどです。

実際、多くの住宅会社では、

  • 無垢床はオプション
  • 構造材は集成材が標準

というケースが一般的です。
標準仕様は価格を抑え、自然素材は「こだわる人だけが追加するもの」。
この仕組みが、「自然素材=高い」という印象をつくってきました。

赤松の無垢材。足触りの良さと温かさが魅力
赤松の無垢材。足触りの良さと温かさが魅力

2,800〜3,000万円台は、現実的なラインなのか

信濃住宅で家づくりを検討される方の多くは、親+子ども2人の4人家族。
世帯年収は600〜800万円台という方が中心です。

この層の方が検討されている建物価格は、税抜き2,800〜3,200万円。
決して余裕たっぷりではありませんが、暮らしと将来を見据えながら、総合的に判断されているラインです。

自然素材だから特別高い、ではなく、
「この価格帯の中で、何を大切にするか」。
ここを整理することで、家づくりはぐっと進みます。

梁が見えるリビング
見た瞬間に伝わる「しっかり感」

予算調整で一番効くのは「坪数」

予算の話になると、よく聞かれます。

「どこを削ればいいですか?」

そのとき、まずお伝えするのが「坪数」です。
設備や素材よりも、坪数の調整がいちばん効果が大きいからです。

1〜2坪小さくするだけで、数十万円単位の調整ができることもあります。

特に多いのが、子ども部屋の広さ。

「子ども部屋って、絶対6畳必要ですか?」

ベッドと机を置く。収納はクローゼットで確保する。
勉強はリビング中心。
そう考えると、4.5畳でも十分というご家庭は少なくありません。

二間続きの子供部屋
二間続きの子供部屋

坪数を減らす=我慢、ではない

家を小さくすることは、我慢ではありません。

  • よく使う場所は心地よく
  • 使う頻度の低い場所はコンパクトに

このメリハリがあると、暮らしはむしろ快適になります。
掃除がラクになったり、冷暖房が効きやすくなったり。
「当初の予定通りに広くしないで良かった」と感じる方が多いです。

無垢材を標準で使える理由

信濃住宅では、構造材も床材も無垢が標準です。
オプションではありません。

構造材は集成材にしない。
床材も、特別な理由がない限り無垢の床材を標準的に採用しています。

ここは、私たちが家づくりで絶対にぶれたくないところです。

価格を現実的にできている理由のひとつが、無垢材の仕入れ方法。
私たちは「綿半林業」という全国約400社が加盟する仕組みを通じて、無垢材を一括仕入れしています。

無垢材を特別な贅沢にしない。
最初から標準として整えておく。
だからこそ、追加で金額が跳ね上がることがありません。

無垢材は「高い素材」ではなく「長く使える素材」

無垢床は、確かに傷がつきやすいです。

でも、複合フローリングは傷んだら張り替えが必要。
無垢床は削って、塗り直せる。
暮らしに合わせて、お手入れしながら使い続けることができます。

構造材も同じです。
張り合わせていない無垢材は、剥がれる心配がありません。
きちんと乾燥された木は、次の代まで住み継げます。

あとから後悔しないために、少しだけ考えてみる

家づくりに、正解はありません。

ただ、家は毎日、家族が長い時間を過ごす場所。
もし将来、子どもが体調や肌のことで悩むことがあったとき、
ふと「家選び、間違っちゃったかな」
そんな気持ちがよぎることも、ゼロではないと思います。

自然素材の家を選ぶというのは、
「子どもたちのために今できることはしてあげたい」と思える選択だと感じています。

結果として何も起こらなければ、それがいちばん。
でも、「あの時ちゃんと選んだから」と思えることが、
親としての安心につながるのかもしれません。

無垢材のダイニングスペース
無垢材のダイニングスペース

無理をしない、自然素材の家づくり

自然素材の家は、全部盛りにしなくていい。
広さも、豪華さも、等身大でいい。

  • 構造材はごまかさない
  • 床は無垢材で
  • 長く使える素材を選ぶ

この軸を守っていても
2,800〜3,000万円台で十分現実的な家づくりができます。

「高いかどうか」ではなく「続けられるか」

家は、建てた瞬間がゴールではありません。
住み続けて、手を入れて、年を重ねていくものです。

その時間を「これでよかった」と思い続けられるかどうか。
自然素材の家は、派手さはありませんが、
あとからじわじわ効いてくる良さがあります。

「自然素材は無理かも」と感じている方こそ、
一度、前提を外して考えてみてください。
意外と、現実的な選択肢かもしれません😊


実際の施工事例を、ぜひのぞいてみてください。

 

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