埼玉で30坪の平屋は狭い?後悔しやすい人の共通点
家づくりを考え始めると、必ず一度は目にする
「30坪の平屋」という選択肢。
でも同時に、「本当に狭くない?」 「家族が増えたら足りなくならない?」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、30坪という数字にとらわれすぎず、
平屋を考えるときの視点について、最初に知っておいてほしいお話です。
こんにちは。
埼玉県入間郡毛呂山町で、自然素材を使った家づくりをしている株式会社信濃住宅の森です。
私自身、これまで多くのご家族と平屋のご相談を重ねてきましたが、特に30代のご夫婦からよく聞くのが、「30坪って、狭いですかね?」という声です。
結論から言うと、30坪=狭いではありません。
同じ面積でも、空間のつくり方で「広く感じる家」と「窮屈に感じる家」に分かれます。
◆ 埼玉で30坪の平屋を考えたとき、最初にぶつかる不安
平屋は、生活がすべてワンフロアで完結する暮らしやすさが魅力です。
子育て中も、将来年を重ねてからも、階段の上り下りを気にしなくていい。
その安心感に惹かれて、平屋を検討される方は年々増えています。
ただ、その一方で必ず出てくるのが「広さ」の問題。
特に埼玉では、思ったより土地の面積を確保できないケースも多く、「建物は30坪前後が限界」という現実に直面する方も少なくありません。
頭では分かっていても、
「30坪で家族4人って狭くない?」
「リビングはちゃんと広く取れる?」
不安だけが先に立ってしまい、なかなか次の一歩を踏み出せなくなることも少なくありません。
◆ 30坪=狭い、は本当?
30坪と聞くと、どうしても数字だけが先に浮かびます。
数字は分かりやすい反面、ついそれだけで判断してしまいがちなんですよね。
でも実は、同じ30坪でも
「思った以上に広い」と感じる家と
「なんだか窮屈」と感じる家がはっきり分かれます。
この差を生むのは、部屋数の多さでも、空間の仕切り方でもありません。
もっと根本的な、「空間のつくり方」に理由があります。
◆ 間取りを詰め込むほど、狭く感じやすくなる理由
30坪という限られた面積の中で、要望をすべて詰め込もうとすると、どうしても空間は細かく区切られていきます。
・子ども部屋は将来2部屋
・収納もたっぷり
・リビングも広く
壁が増え、天井が区切られ、視線がストップする。
結果として、「広さ」は確保しているはずなのに、体感としては狭く感じてしまうのです。
◆ 平屋が狭く感じやすい、意外な落とし穴
実は平屋には、構造上よくある“落とし穴”があります。
それが、天井のつくり方です。
一般的な平屋では、屋根の構造材の下で天井を張り、空間をフラットに仕上げることが多くあります。
このつくりは施工しやすく、見た目もスッキリしますが、高さが出にくく、空間が横に広がるだけで、高さ方向の広がりを感じにくくなります。
するとどうなるか。
同じ床面積でも、視線が上に伸びず、どこか圧迫感を感じやすくなります。
「平屋って、思っていたより天井が近く感じますね」
そんな言葉が出てくるのは、このためです。
実は、この“感じ方”を左右しているのが、天井のつくり方なんです。
◆ 広さを決めているのは、床の面積だけじゃない
ここで一度、視点を変えてみてください。
私たちが「広い」と感じる要素は、必ずしも床面積だけではありません。
視線が上に抜ける
空気がのびやかに動く
天井に余白を感じる
こうした要素が重なると、同じ面積でも驚くほど印象は変わります。
つまり、30坪という数字そのものよりも、
「その30坪を、どう立体的に使っているか」
これが、住んでからの満足度を大きく左右します。
◆ まず知っておいてほしい、30坪平屋の現実的なデメリット
もちろん、30坪の平屋は万能ではありません。
正直に言えば、デメリットもあります。
・収納計画を甘くすると、すぐに物があふれる
・将来の家族構成を考えないと、部屋数が足りなくなる
・計画の段階で意識しないと、天井に窮屈さを感じやすい
これらは、実際によくある後悔ポイントです。
「平屋にしたかったから」という理由だけで進めてしまうと、住んでから気づくことも少なくありません。
◆ それでも平屋を選ぶ人が多い理由
それでも平屋を選ぶ方が多いのは、やはり理由があります。
・家事動線が短く、暮らしがシンプルになる
・家族の気配を感じやすい
・子どもが小さいうちも、将来も安心
こうしたメリットは、数字では測れません。
だからこそ、30坪という制限の中で、どう活かすかが大切になってきます。
◆ 次回予告|空間を広く見せるカギは「天井の考え方」
次回は、
「同じ30坪なのに、なぜこんなに広く感じるのか?」
その答えを、天井と空間のつくり方から、もう少し具体的にお話しします。
平屋を検討している方ほど、知っておいてほしい内容です。
ぜひ続けて読んでみてくださいね。

