共働き家庭のリビングが片付かない本当の理由|収納は量より「距離」だった
これから家づくりを考えはじめたとき、間取りやデザインと同時に浮かんでくるのが「収納どうする?」という悩み。
特に共働き・子育て世代のリビングは、頑張っても片付かない…と感じやすい場所です。
そのストレス、実は“収納の考え方”で変えられるかもしれません。
こんにちは。
埼玉県入間郡毛呂山町で自然素材の家づくりをしている、株式会社信濃住宅の森です😊
今回は、これから家づくりを考える共働き子育て世代の方に向けて、
「片付かないストレスから解放される収納の考え方」を、日常のリアルな悩みからお話ししていきます。
◆ 片付かないのは「とにかく忙しいから」
共働きで、子育て中。
朝は時間との戦い、帰宅後はバタバタ、夜はヘトヘト。
そんな毎日の中で、リビングが片付かないのは当たり前だと、私は思っています。
・よく使うバッグを、とりあえず床に置く
・書類やプリントを、あとで見るつもりでテーブルに置く
・子どもの持ち物が、いつの間にか置きっぱなし。
それが一つ、また一つと重なっていく。
「ちゃんと片付けたい気持ちはある」のに、
「置き場所が確定しないまま、物だけが増えていく」。
これは性格の問題ではなく、
暮らしに収納が追いついていないサインです。
◆ いちばんのストレスは「急いでいるとき」
お客様からよく聞くのが、
「時間がないときに限って、物が見つからない」という声。
朝の支度中、出かける直前、保育園や学校の提出物。
普段は気にならなくても、急いでいるときの“探し物”は、
想像以上にストレスになります。
その結果、
「時間があるときに、まとめて片づけよう」
そう思って、また後回しにしてしまう。
でも実は、この“まとめて片づける”という発想こそが、
共働き子育て世代には合いにくい考え方なんです。
◆ 収納は「完成させない」ほうがうまくいく
家づくりの打ち合わせで、
「収納はきっちり作りたい」「最初から全部決めたい」
そう思われる方はとても多いです。
でも、共働きで子育て中の暮らしは、想像以上に変化します。
子どもの成長
働き方の変化
持ち物の増減
暮らしが動いているのに、収納だけを固定してしまうと、
だんだん合わなくなっていくんです。
だから私たちは、
収納は最初から完成させなくていい、と考えています。
◆ オープン収納という選択
特におすすめなのが、
「仕切りすぎない」「見える収納」を前提にすること。
例えばパントリー。
細かく区切って、用途を決めすぎるよりも、
オープンで、あとから変えられる余白を残す。
そうすると、
・今よく使う物がすぐ分かる
・戻す場所に迷わない
・暮らしが安定するまで調整できる
「見える=散らかる」ではありません。
見えるからこそ、整えやすい。
◆ 「隠す収納」がストレスになることもある
リビングは来客もある場所。
だから「隠したい」と思う気持ちも、よく分かります。
でも、使う頻度が高い物ほど、
しまい込むことで“戻すのが面倒”になります。
その結果、
床置き
仮置き
テーブル置き
ちょっと奥にしまって、それをまた出すのが面倒に。
その「ちょっとした距離」が、毎日のストレスになります。
◆ リビング収納をラクにする考え方
ポイントは3つ。
まず、床に置きたくなる物から考えること。
バッグ、ランドセル、書類。
「なぜそこに置くのか」を否定せず、置いてしまう場所のすぐ近くに収納をつくってしまう。
次に、仮置きを前提にすること。
一時的に置ける場所があるだけで、散らかり方は変わります。
最後に、家族全員が「どこに戻すか」を迷わないこと。
誰か一人が頑張らなくても回る収納は、自然と長続きします。
◆ 間取りは「収納量」より「使い方」
家づくりでは、収納の広さや数に目が行きがちですが、
本当に大切なのは使い方です。
リビング収納は、
「片付ける場所」ではなく、
「使って、戻してをラクにする場所」。
そう考えると、間取りの見え方も変わってきます。
◆ 頑張らなくても整う暮らしへ
片付けは、気合や根性では続きません。
仕組みで、自然に整うのがいちばんです。
これから家づくりを考えるなら、
「どう片付けるか」ではなく、
「なぜ散らかるか」から考えてみてください。
きっと、今より少しラクな暮らしが見えてきます。
忙しい毎日の中でも、
帰ってきてホッとできるリビングになりますように。

