第5集 長寿の秘訣は食

以前から日高市にあるサイボクハムさんが定期刊行されている「心友」誌を拝見し笹崎龍雄会長の生まれ故郷は長野県(旧信濃)の佐久であることを知りました。

1916年(92才)のお生まれとの事、今なお現役で実務に従事されておられる源はどこにあるのだろうかと思うと同時に、一度お話ができないかと思って いましたところ、当社の取引先の方がよく知っておられるとの事、今年の4月9日にサイボクハムさんの本社にて多忙な中、長時間にわたりいろいろとお話を伺 うことができました。
お話の中でとくに印象に残りましたのは、一貫して“食育”の大切さを説いておられたことです。

安全で本物の食の供給を目指せば、おのずと人が集まり、事業も安定するものだと実体験の中からお話いただいたのが、今でも心に残っております。
「緑の牧場から食卓まで」をスローガンに、豊かな楽農文化(酪農を楽しい農業と読んでおられる)を目指し、現在は農と食の枠組みを超えて生活文化を総合し た「ライフピア」を創造し、お客様にオアシスを提供することに情熱を注いでおられるとのこと、夢と信念を持った方の強さと健康の秘訣を教わった気がいたし ます。

住まいに携わる者として、これからまだまだ目指さなければいけないことの多さに意を強くし、今年還暦になる我が身を思うとまだまだ小学生の始まりのような気がして、人生これからもう一戦・・・こんな気持ちにさせてくれる92才の笹崎会長でした。

人の縁とは不思議なものです。会社の創設時よりあらゆる場面で会社の目指すべき方向を教えて頂いた方、私の不得手な金融の実務と論理をもって仕事にあた らねばならないことを教えて頂いた方、趣味を通じていろいろな方をご紹介下さった方、そして前社より続いている職方の皆さん、取引先の皆さん、数え上げれ ば紙面に書ききれないほどの方にお世話になって今日を迎えられております。

そして何よりも開業間もない信濃住宅をご指名いただき生涯のおつきあいとなる住まいをご注文いただいたお客様に深く御礼申し上げます。

私も今年の11月で還暦を迎え、これからが第二の人生のスタートだと思っております、多くの方々にささえられて還暦を迎えます。」これからは、1人でも 多くの方にご恩返しのできますよう、第一に食を大切にして今日までの無謀な人生を反省しつつ年を重ねて参りたいと思います。

サイボクハム会長室

サイボクハム会長室にて、笹崎会長より貴重なお話を伺う